第15回全日本小児医療研究発表会
実行委員長 中田耕次(香川民医連 へいわこどもクリニック)

nakata

このたび第15回全日本民医連小児医療研究発表会を

2016年9月18日(日)13:00~
2016年9月19日(月・祝)~12:00

香川県福祉総合センターで開催することになりました。

主催は香川民医連です。

この3月に開催された第42回全日本民医連定期総会方針では、医療活動の中心として、貧困と格差がすすむなかで、人権を守る医療の構築を総がかりで行うことが確認されました。

私たち小児医療にかかわるものも、こども6人に一人が貧困家庭で生活をよぎなくされている現実に日々直面しています。2014年には全国の民医連院所が共同で「貧困がこどもに及ぼす影響」の調査が行われました。この調査結果は国会でもとりあげられ、現実の政治を動かす力ともなりました。

医療活動を貧困格差の視点を外さずに膨らましてゆく、また、医療活動だけでない活動も躊躇せず加えてゆくのが、民医連らしさであるといえます。

私たちのこのような活動が、民医連小児科の後継者づくりの核となるべきものではないでしょうか。

今回のテーマは「子どもの育ちを支える。わたくしたちにできること」としました。貧困は不適切な療育環境にむすびつきます。そのような環境で育つこどもたちに対して、私たちにできることは何かを論議できればと思います。

病棟、外来、病児保育など日常診療を見直すと、民医連らしい貴重な実践がきっとたくさんあるはずです。

多数の演題応募をお願いいたします。今回は本会終了後に職種別交流会も行います。本会とは違った交流ができますのでぜひ多数ご参加ください。

さて、ご存じのように、当地は、さぬきうどんのメッカです。いまでは全国どこでもさぬきうどんが食べられますが、本物は、当地でしか味わえないものです。ぜひ食べ比べてみてください。

当日は、手製のうどんマップを作成し、ご案内いたします。もちろん瀬戸内海の海の幸も味わってください。少し足をのばせば、金比羅宮があり、1368段の階段を上りきれば讃岐平野の絶景が拡がります。

小豆島では小説二十四の瞳の舞台となった岬の分教場で平和の大切さと教育の原点を知ることができます。

日本一小さな県ですが、みどころ味わいどころはたっぷりあります。
ぜひお越しください。