2021年3月 喘息教室の報告

今回、2組のご参加いただき、喘息教室を開催しました。幅広い年代の子どもさんを持つ保護者の方から参加があり、医師への質問も活発に行われていて、楽しい雰囲気の教室でした。喘息についてのビデオや医師の話を熱心に聞いてくれていました。肺機能の検査では、喘息の子どもさんと、保護者の方に実際に測定していただき、息を思いっきりはくことの難しさを体験し、検査の必要性を学びました。

 子どもさんからは、「ねる前の吸入を忘れて寝てしまう。カーペットを敷いたこたつで寝ていてどうですか?学校の掃除をする時は、どうしたらよいか?」と言う質問と、保護者から「入院してから咳が続いて心配していて、どれ位でよくなりますか?」という質問がありました。

 医師から「吸入を忘れてしまうようであればいつでも良い。カーペットは良くない。こたつよりは、布団で寝ましょう。学校では黒板係を外してもらって、できれば外の掃除係の方がよい」「気道の炎症が治るには2週間はかかる。咳は痰が出てきていて、悪いことはない。水分をよく飲んで痰を出すようにしましょう。」と説明がありました。

喘息は発作を出さないことが大切です。発作が出た時と、発作予防のお薬の種類も異なります。疑問や不安を持ったときは医師や看護師に遠慮なく尋ねてください。